特定原材料分析(アレルゲン分析)

2024年3月28日現在、食物アレルギーを引き起こすことが明らかになった食品の内、発症症例数、重篤度を勘案し、特に表示が義務付けられた「特定原材料8品目」、可能な限り表示努力が求められている「特定原材料に準ずるもの20品目」があります。
食物アレルギー患者さんにとって、その商品が“食べられるかどうかの判断”は食物アレルギー表示に頼られており、特に食物アレルギーの個別表示の推進が必要です。当社では、公定法(アレルゲンを含む食品の検査方法)に準じ、アレルギー表示が必要となる原材料が含まれているかの検査を通じ、「消費者への正しい食物アレルギー情報の提供」、または「食物アレルギー患者さんに寄り添う」お手伝いをいたします。 ※食物アレルギーに関する連載コラム第5回第6回)を公開しています。是非ご覧ください。

品質保証体制

当社の分析品質を第三者的に評価するため、2022、2023年度には国内の外部精度管理(技能試験)に参加し、良好な結果を収めています(Zスコア2以内)。今後も引き続き、積極的に技能試験や各種の認証活動に参加することで、分析技術の向上と維持に努めてまいります。
検体必要量(目安)
1包装以上(50g以上)

アレルゲン分析(ELISA法によるスクリーニング検査)

試験項目 通常納期 至急納期
通常料金(税込) 納期 至急料金(税込) 納期

特定原材料スクリーニング検査(ELISA法)1項目
【乳、卵、小麦、そば、落花生、
甲殻類(カニ・エビ区別なし)、くるみの何れか】

33,000円 7営業日 各項目共に
通常料金の
5割増
4営業日


※試験結果が定量下限値(1ppm)を下回る場合は、「検出せず」と結果報告させていただきます。


アレルゲン検査(PCR法による確認検査)

試験項目 通常納期 至急納期
通常料金(税込) 納期 至急料金(税込) 納期
特定原材料スクリーニング検査(PCR法)1項目
【牛肉、豚肉、鶏肉、さけ、さば、あわび、いか、
もも、キウイフルーツ、リンゴ、バナナ、ごま、
やまいも、大豆、小麦、くるみ、甲殻類、えび、
かに、そば、落花生の何れか】
44,000円 7営業日 各項目共に
通常料金の
5割増
4営業日

※本分析は定量試験ではないため、「陽性」、または「陰性」の何れかで結果報告させていただきます。 また加工食品の場合、検体中にDNA抽出やPCR反応を阻害する物質が含まれる、または、検体中のDNAが乾燥や加熱などによって著しく損傷を受けている場合、特に加工食品において検査できないことがあります。この場合「検知不能」と報告いたします。恐れ入りますが検査料金は申し受けますのでご了承ください。

お得な割引プラン
多検体割引プランをご用意しております。例えば「1検体で2項目以上の検査」、或いは「2検体以上の1項目の検査」を ご依頼頂く場合の検査料金はお気軽にお問合せください。   

1) 特定原材料8品目( 乳、卵、小麦、そば、落花生、カニ、エビ、くるみ)のスクリーニング検査(ELISA法)において陽性となった検体について確認試験を行います。なお、ウエスタンブロット法を用いる乳、卵の確認試験は受託しておりません。
2)ELISA法では、エビ、カニは「甲殻類」として測定いたします。エビ、カニを分別して測定をご希望の場合は、PCR法をご利用ください。
3)カシューナッツ、マカデミアナッツ、アーモンド、ゼラチン、オレンジ、マツタケの6品目の検査は受託しておりません。                                  
ご不明な点、ご相談等ございましたら、お気軽にお問合せください。
分析依頼手順