ほっこりスープヒストリー

“スープ”が日本にやってきた?

味噌汁やすまし汁など、日本はいわゆる“汁”の文化。
そこに西洋の“スープ”が伝わったのは、いつのことでしょうか?

◆3択クイズにチャレンジ!

1.戦国時代

2.江戸時代

3.明治時代

スープ通信-シンキングタイム

正解は・・・ 1.の戦国時代 といわれています。
フランシスコ・ザビエルが来日した際に、キリスト教とともにスープも伝えられたのだとか。
ちなみにその当時、スープは「ソップ」という呼び名でした。

ザビエルが伝えた「ソップ」

スープが庶民に知られるまでには、まだ時間がかかります。
明治の文明開化により、日本に西洋料理専門店が誕生。
それから徐々にスープが広まり始めます。

時代が昭和に移ると、市販のスープが発売になりました。
昭和20年代に缶詰、30年代にクッキングタイプのスープが登場。

そして昭和54年には、当社「コーンクリームポタージュ」が発売!
レストランの味をご家庭で楽しんでいただける、本格的なスープとしてたくさんのお客様に愛され、今年で発売37年を迎えます。

今ではすっかり身近な存在のスープですが、このような流れを経て、私たちの日常生活に浸透しました。
召し上がる際、思い出してほっこりしていただけたら幸いです☆


「コーンクリームポタージュ」以外のスープ・ポタージュはこちらからチェック!

もう心配いらない!コース料理でスープをいただく際のマナー

ご家庭ではもちろん、レストランや結婚披露宴でいただく
コース料理にもスープはよく登場します。
そんなとき、マナーに不安があると、
せっかくの料理を堪能できないかもしれません。
そこで今回はマナーの基礎をご紹介します。

● Lesson1 英式と仏式で違う 2種類のマナー

《 英式 》 器の手前から奥に向かってスプーンを運び、スープを
すくいます。 口にいれる際は、スプーンを口に対して
平行にしたまま流し込むようにします。

《 仏式 》 器の奥から手前、あるいは横から中央に向かってすくいます。
スプーンは口に対して垂直にて、先から流し込むようにします。

日本では英式の方が馴染んでいるようですが、どちらでも問題ありません。

● Lesson2 スマートにいただくためのコツ

《 一度にすくう量 》
スプーンの6~7割を目安にしましょう。
一口でいただけない、もしくはこぼれてしまう心配のある量はNGです。

《 スープが少なくなってきたら 》
左手で器を少し傾け、スープを一定の方向に集めると、すくいやすいです。
英式なら手前を持ち上げて、奥に集めるイメージ。仏式はその逆です。

おいしいスープを更においしく、楽しく、召し上がっていただくための
ヒントとして、是非お役立てください☆

世界のスープ

みなさんは世界三大スープをご存じですか?
コーンスープ?クラムチャウダー?…実は!!

タイの「トムヤムクン」、ロシアの「ボルシチ」、
フランスの「ブイヤベース」、中国の「フカヒレスープ」などが挙げられ、
これらの内、3つを組み合わせてそう呼ぶことが多いようです。

●トムヤムクン
トム ヤムが「酸っぱくて辛いスープ」、クンが「海老」を
意味します。辛いものを食べて汗をかき、酸っぱさで疲れを癒す。
暑くて湿度の高いタイだからこそ生まれたスープです。

●ボルシチ
「ビーツ」というかぶに似た赤い野菜で染め上げられた
赤いスープが特徴です。数種類の野菜と牛肉をじっくり煮込んだ
具だくさんのスープです。ロシアの方はボルシチを食べて寒い冬を
乗り切っているんですね。

●ブイヤベース
新鮮な魚介類が水揚げされるマルセイユで生まれました。
漁師がとれたての魚を大きな鍋で煮込んだ漁師料理です。
トマトベースのスープで海の恵が凝縮されています。

●フカヒレスープ
高級食材であるフカヒレを、とろみのある鶏ガラスープで
煮込んだものです。コラーゲンたっぷりの中国の薬膳料理です。

このように世界中のスープを見てみると、
各土地の気候や文化に合わせて作られています。
スープはその国のソウルフードと言ってもいいのかもしれないですね。