プロテインを訴求した食品を、スーパーやコンビニで目にすることはありませんか?溶かして飲む粉末や飲料、焼き菓子のようなタイプなど、様々なかたちで販売されています。
「でも、私、体を鍛えているわけではないし…」
というあなたにとっても、プロテインって必要な栄養素!意外と知らない、その基礎知識をご紹介します。
①プロテインとは日本語で「たんぱく質」のこと
筋肉をはじめ、内臓や皮膚、骨など…私たちのカラダをつくる役割を担う大切な栄養素、たんぱく質。体を動かすエネルギー作りにも必要です。
その必要量の目安は、成人の場合、体重1kgあたりに1日1g。体重60kgの人であれば、1日あたりに60gということになります。日頃運動をする人は、この目安よりも多くの量を要しますが、本来、たんぱく質は老若男女すべての人の健康維持のために必要です。
※ 厚生労働省 1995年「国民栄養調査」、2019年 「国民健康・栄養調査」より
ちなみに、日本人のたんぱく質摂取量は、1990年代半ばをピークに減少に転じました。近年、若干の回復傾向にありますが、それを踏まえても、前向きな摂取を心がけたいところです。
②プロテインの摂り方を考える
プロテインは肉や魚、大豆製品、卵、乳製品などに含まれており、日頃の食事で摂取可能です。
※文部科学省 「日本食品成分表2020年版(八訂)」より
しかし、これらの食品は同時に多くの脂質も含む場合もあり、バランスを考えるのは大変。
※ 文部科学省「日本食品成分表2020年版(八訂)」より
摂り方としては、朝昼夜なるべく均等に摂取するのが理想とされています。何かと忙しい現代人にはハードルが高いかもしれませんね。
その点、プロテイン訴求の食品は、脂肪が抑えられており、手軽に食生活に取り入れられるのがよいところです。
③プロテインの種類はこの3つ
ホエイ | 動物性 | 身体を鍛えている人に。消化・吸収が早く、筋肉の合成に有効なアミノ酸が豊富。 |
カゼイン | 動物性 | 腹持ちがよいので、就寝前やダイエット中の間食、運動をしない日のたんぱく質補給に。 |
ソイ | 植物性 | 腹持ちがよく、脂質の含有率が低いので、ダイエットや健康維持に。 |
この機会に、自身のライフスタイルと向き合い、プロテインの摂り方を考えてみるのはいかがでしょうか?