弥生時代は現代の6倍噛んでいてた!?
弥生時代は約3990回、現代は約620回。
この数字は1回の食事で何回噛むのかを表したものです。
弥生時代は木の実や干物、玄米など噛み応えのある食べ物で構成されていた為、3990回も噛んでいたそうです。
しかし、現代では白米や麺、ハンバーグなど柔らかい食べ物が多くなり噛む回数も減ってしまいました。その為、歯並びが悪くなる、虫歯や肥満になるなど健康に影響が出てきています。
卑弥呼の歯がいーぜとは?
これは日本咀嚼学会や学校食事研究会が噛む効果を弥生時代の卑弥呼にかけて提案している標語です。
『ひ』・・・肥満防止
ゆっくり噛むことで、満腹中枢を刺激し、食べすぎを防止します。
『み』・・・味覚の発達
食材の味がしっかり味わえ、味覚が発達します。
『こ』・・・言葉の発音をはっきりさせる
顔の筋肉が発達し、言葉の発音がはっきりします。
『の』・・・脳の発達
脳に流れる血液の量が増え、脳の働きを活発にします。
『は』・・・歯の病気予防
唾液がよく出るようになり、虫歯や歯周病の予防になります。
『が』・・・がん予防
唾液にふくまれるペルオキシダーゼという酵素が、食品の発がん性を抑えます。
『い』・・・胃腸の健康
胃腸への負担を軽くし、胃腸の働きを活発にします。
『ぜ』・・・全身の体力向上
噛み締める力が育てられ、全身に力が入り、集中力が養われます。
食事の少し工夫してよく噛みましょう
1.飲み込む前に「プラス10回」
現代、ひと口30回以上噛むことが理想とされています。
私たちは平均、ひと口10~20回噛んでいるので 飲み込む前に「プラス10回」噛むのはどうでしょうか♪
2.調理方法に一工夫
野菜を大きめに切ったり、加熱時間を加減して適度な 歯ごたえを残すようにしましょう。
3.ゆっくり食べて食事を楽しむ
噛むことばかり意識せずに、家族や友人とゆっくり 話しながら食事を楽しみましょう。