第17回百寿会の集い

今回は4名の講師をお迎えし、健康にまつわる最新情報をご講演いただきました。

演題:いつも元気な人のアンチエイジング習慣

講師:米井 嘉一氏(同志社大学大学院 生命医科学研究科 アンチエイジングリサーチセンター 教授)

【講師紹介】

米井氏1958年 東京生まれ。1982年 慶応義塾大学医学部卒業、1986年 慶応義塾大学大学院 医学研究科 内科学専攻博士課程修了の後、UCLA留学。1989年 帰国後、日本鋼管病院 内科、人間ドック脳ドック室部長などを歴任。2005年 同志社大学アンチエイジングリサーチ センター教授 、2008年 同志社大学大学院生命医科学研究科 教授。日本抗加齢医学会 理事、日本人間ドック学会評議員も務められる。医師として、「歳ですから仕方がないですね」と、患者さんに対してどうしても口にしたくなかったことから老化のメカニズムとその診断・治療法の研究を始める。現在では抗加齢医学研究の第一人者として、研究活動に従事。研究成果を医療現場、講義、講演、著作、学会発表・論文などで日本のみならず世界に発信している。近年では糖化ストレス研究に重点を置く。
<著書>
「48歳からも成長ホルモンできれいになる。実年齢より若く見える人が実践している美容術」(ブルーロータスパブリッシング株式会社)、「『糖質ダウン』で、あなたは一生病気にならない」(日本文芸社)、「『抗糖化』で何歳からでも美肌は甦る」(メディアファクトリー)など多数。

【講演内容】

歳のとりかたは人それぞれ、弱点も人それぞれです。「健康長寿」を目指すには、癌を予防するのは当たり前。認知症(コグニ)、ロコモ、精力低下、骨粗しょう症、生活習慣病(肥満・糖尿病・高血圧・高脂血症・動脈硬化)の徴候を早くみつけて、進行を食い止める。自分の弱点を早くみつけて予防する事、これがアンチエイジングの大切な考え方です。 アンチエイジング習慣に大切なのは、自分自身の成長ホルモン分泌を刺激すること、そして、糖化ストレスを減らすことです。最近では、百寿者に糖尿病が少ないという事実がわかり、糖化ストレスはまさに健康長寿の大敵と言えるのです。糖化ストレスを減らす習慣(1.精神療法、2.運動療法、3.食事療法、4.サプリメント療法)について詳しくご紹介いただきました。

演題:健康法のウソ?ホント?

講師:鶴田 光敏氏(つるた小児科 アレルギー科 院長、百寿会評議員)

【講師紹介】

鶴田氏1954年12月17日生まれ。臨床医(小児科)として第一線で活躍する一方、人間がいかに健康で元気に生きられるかというテーマを追い続ける。医師となって以来、アレルギー疾患の治療と研究に携わり、今日に至る。東洋医学に関する知識も深く、東西両医学を用いて診療にあたる。
つるた小児科・アレルギー科院長、医学博士、日本小児科認定医、日本アレルギー学会専門医、日本東洋医学会専門医・指導医

<著書>
「老化もガンも酸化(サビ)が原因だった」(文化創作出版)
「アトピーは標準治療で必ずよくなる」(海竜社)
「Dr.鶴田のアンチエイジング ─この方法であなたも十歳若返る─」(文化創作出版)

【講演内容】

現代、健康に関する情報が氾濫しており、いったい何が正しいのか?
何を信じたらいいのか?迷うところです。
今回、健康法の正しい見分け方をお話しいただきました。

演題:健康寿命の決め手は腸内環境コントロール

講師:辨野義己氏(国立研究開発法人理化学研究所 イノベーション推進センター 辨野特別研究室 特別招聘研究員)

【講師紹介】

辨野氏1948年8月28日 大阪生まれ。農学博士(東京大学)。腸内環境学、微生物分類学を専門領域とし、日本臨床腸内微生物学会理事、日本獣医学会評議員なども務められる。
<受賞>
1986年 日本獣医学会賞
2003年 日本微生物資源学会・学会賞
2009年 文部科学大臣表彰 科学技術賞(理解増進部門)
2009年 2009 Top Ten New Species Award
<著書>
「健腸生活のススメ」(日本経済新聞出版社)、「見た目の若さは、腸年齢で決まる」(PHP研究所)、「大便通」(幻冬舎)、「整腸力」(かんき出版)、「大便力」(朝日新聞出版)、「一生医者にかからない菌活のはじめ方」(マイナビ)、「腸をダマせば身体はよくなる」(ソフトバンク)、「腸がスッキリすると絶対やせる!」(三笠書房)、「腸内細菌革命」(さくら舎)、「菌活で病気の9割は防げる」(実業之日本社)、「腸内細菌が寿命を決める!」(パル出版)、「免疫力は腸が決める!」(角川新書)、「腸内フローラ 改善レシピ」(河出書房新社)、など多数。

【講演内容】

毎日、良いお通じがありますか?そのイエス・ノーがあなたの快適なネクスト・ライフを約束するのです。体からの"お便り"である"うんち"を見ないで流してしまうなんて、もったいない!出したものをじっくり観察する習慣が大切です。"うんち"を作り出す場である大腸は、人の臓器の中で最も種類の多い疾患が発症する場です。それは、大腸内に棲む腸内細菌が、腐敗産物、細菌毒素、発がん物質などを作り出し、直接障害を与える為、発がんや様々な大腸疾患が発症するのです。さらに21世紀になり、アレルギー疾患、肥満、糖尿病、認知症などにも、悪玉菌の多い、悪い腸内環境が関与している事も分かってきました。人は誰もが元気に健康で長生きをしたいと願うものです。健康であることは、笑い、愛を育み、仕事をし、自分の夢を実現するという人生の目標を叶える助けとなります。そのためには、いい腸内環境を作り、毎日いい"うんち"を出す生活をするに越したことはありません。寿命さえ左右する臓器である「腸」を制すること。それが、快適なネクスト・ライフを手にする「はじめの一歩」であると肝に銘じましょう。

演題:長生きにチャレンジしよう

講師:井形昭弘氏(名古屋学芸大学 学長、百寿会評議員)    ※2016年8月12日 御逝去

【講師紹介】

1954年 東京大学医学部医学科卒業後、1971年 鹿児島大学医学部第三内科教授を務める。 1987年 鹿児島大学学長、1993年 国立療養所中部病院長を経て、1997年 あいち健康の森・健康科学総合センター長、2002年 名古屋学芸大学学長などを歴任。
<受賞>
1989年 野口英世記念医学賞、1992年 紫綬褒章、1994年 日本医師会医学賞、 2000年 勲二等旭日重光章、2002年 南日本文化賞、2006年 CBC小嶋賞、 2007年 中日文化賞、2015年 東海テレビ文化賞

【講演内容】

秦の始皇帝は不老長寿を夢みつつも、50才以前に逝ったと言います。時代は代わり、現在の日本は、平均寿命・健康寿命共に世界の最先端を行くとともに、伸び続けています。経済の発展、医学の進歩、国民皆保険などの要因が重なり、日本の長寿時代につながりました。しかし、長寿社会は人類が初めて経験するものであり、われわれは自らの手で未来を創造してゆく責務を担っています。医学の進歩により、長生きは、主として生活習慣と関係し、良い生活習慣を身につければ、長生きが可能となることが明らかにされました。われわれは幸せな長生きにチャレンジするのが当然であり、また、その前向きな姿勢が未来長寿社会の創造に繋がるのです。

●お問い合わせ先

【百寿会事務局】
〒468-0065 名古屋市天白区中砂町310番地
めいらくグループ 波動医科学総合研究所内
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